ようこそ、「palette」へ!

とっておきの“スイーツ・マジック”が、
あなたとあなたの大好きな人のほっぺが落ちるほど、
美味しいひとときを約束します。

2009-08-08 12:10:30

びわこ大花火大会

今年の花火は、いつもの8月8日と変わり、8月7日になった。警備の関係で土日を避けたということのようです。つぅーことはずっと土日を避けるということかと思います。せっかくの花火大会で、けがや事故を起こしたら、誰かの責任ということより、その事実の方がかわいそうですよね。

 

家から見える、琵琶湖の夜景です

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そして花火が始まりました

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きれいに撮りたいと思うが手がぶれているようです

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次々と湖面の色が変わる

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フィナーレは、見入ってシャッターチャンスを失う。相変わらず目の前のことに気を取られてしまう前田でした。

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2009-08-02 10:14:56

非常勤講師が終わる

滋賀短大製菓コースの非常勤講師を引き受けて今年で5年目。前期15回の授業が終わりました。学生は、18歳から19歳という微妙な年齢。毎年、いろんな学生がいて、いい意味で毎年新鮮な「その年の人」に出会えます。

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ため口で話す人、ちゃんと敬語を使って話す人。なんでか、先生に向って上から目線で話す人、その日その時の感情をぶつけてくる人もいる、問いかけてもあまり反応もない人もいる。近頃の若いもんは・・・などとひとくくりにはできない。

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政治家が、さもすべての国民を理解したかのように言う「国民感情が許さない・・」っていうあなたは誰?と、聞きたくなるように、一人ひとり違うし、理解するには時間がかかる。だから、学生と先生という関係性の中でも、まずはお互いを尊重し、認め合う気持ちが必要なんだと思う。そして、結果だが、先生が一番学ぶ。学生より先生が学ぶ絶対量が多いと思う。

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学習の成果を問う試験。今年は、80点以上高得点の学生が18%を超えた。決して問題が優しいわけではない。ほぼ満点という学生もいた。昨年は80点以上が0.5%だったので、大きな変化だ。

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非常勤講師なので、教えるのがプロではない。しかし、ちょっとづつ学習しながら、本当の意味での先生になれたらと思う。毎年出会う「その年の人」のためにも、そう思う。わずかな時間だが、お菓子作りを通じて、その人の日々の暮らしに彩りが添えられたらと思う。そして、そうした経験を通じて、本来の仕事であるパテシェとして、一つのお菓子として形作れたらと思います。

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2009-07-30 16:30:07

新人社内技術検定に真剣な表情

レベルアップのための社内技術検定を行った。新人、2年目以降などランクを分けての取り組み。

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胸には、まだ、研修中の名札がついている。合格すれば研修中の名札が外れる。

 

新人は、生クリームデコレーションを、10分以内でお客様に提供出来るレベルでの仕上がり。できなければ、厨房での製造のチャンスを与えない。お客様に「新人が作ったので…」みたいな言い訳はできない。厨房ではすべてがプロフェッショナル。

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やるかやらないかだけの話。何を目指すかがわからないより、明確な目標があるほうが、結果についても納得ができると思う。精神論的な話や、一年目は雑用やってろ!みたいな話はない。努力する者が報われ、技術者同士が切磋琢磨できる環境を作っていきたいと思っています。

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この日の検定は、全員合格で無事終了。涙が出るほど、うれしかった。そして、ほっとした。新人たちの必死さが、パレット全体に、良い影響が出るように思う。

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2009-07-30 15:46:16

Xベリー(仮称)を使っての試作

滋賀県の在来種野いちごと、外来種であるフランボアーを掛け合わせた「Xべりー」という新品種ができたということで、開発者の有限会社フローラトゥエンティワンの坂嵜社長から、商品開発の依頼を受けた。

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味わいは酸味が切り立つようなシャープな感じで、香りは、記憶にある野イチゴの香りでした。そうした味わいの上に、フランボアの奥行のある味わいが加わった印象です。野いちごなので、種が大きいという難点もあります。

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来年の本格的生産を受けて、どのような製品が生まれるかは、これからの話です。気持ちとしては、滋賀県固有の品種を使って製品化までこぎつけたいなと思います。地域のお役にたてればというささやかな思いです。

ネーミングは、「近江野いちご」みたいな優しい名前がいいなと思います。Xベリーっていうのは、なんだか得体が知れないような…不気味さがある。

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2009-07-26 14:27:33

ガレット、クレープ専用グリドル

ガレットとクレープを焼くために開発されたフランス製グリドル。IH仕様で300度まで温度を上げることができます。

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専用グリドルだけに、きれいに焼きあがる。温度がむらなくかかっているのだと思う。焼きあがる時間が早いので生地が乾燥しない。外側がカリッとして中がしっとりと焼きあがります。

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ガレットもだが、クレープもおいしく焼きあがる。このクレープの生地にも、様々な工夫を凝らした。イメージした味わいを作れた。材料を選ぶことももちろんだが、生地に混ぜ込むバターを、フォン・ド・ブール(溶かしバター)ではなくブール・ノワゼット(焦がしバター)にすることで香ばしい香りをつけた。意識しないとわからない香りだが、香料を加えたクレープの味気なさとは比べ物にならない奥行きが広がる味わいになる。

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ミルクレープに使うカスタードクリームは、フランス語で「ケーキ屋さんのクリーム」と、呼ばれるくらい毎日使っているクリーム。厨房にあるものをそのまま重ねていくことで、特別な味わいが生まれる。

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シュクレも、写真撮影の時は、カソナードがなくてグラニュー糖を使ったが、カソナード(フランス産赤砂糖)を使うことで複雑なうまみが生まれる。シンプルだが、病みつきになる味わいだ。

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焼きたてのわずかな時間で味わい楽しむクレープ(小麦粉で作る)とガレット(そば粉で作る軽食クレープ)。そこに行かないと味わえない味わいです。今後は、テイクアウトメニューを、準備していきます。

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